【日経新聞】ゴルフ場改革の記事をみて

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先日、日経新聞の電子版を見ている中で、以下の記事が気になりました。

ゴルフ場改革、楽天はDXで 若者増える市場に商機: 日本経済新聞 (nikkei.com)

記事の内容としては、「ゴルフ場の改革をDX」や「若者層の取り込み」という視点で述べるいる記事になります。

最近、ゴルフの人気が復活しているというニュースや実際のコースでの声を良く聞きますが、その通りだと思いますが、まだまだ本当に人気があったときから比べると遠い状況です。

今回はこの記事を見て感じたこと、私だったらどんなことをやっていくかなどの私見をお伝えしたいです。

1、ゴルフ場のDXについて

DXってなんか抽象的な言葉だなと私は常に思ってますが、要はIT化だと思ってます。

私はゴルフ場はIT化があまり進んでいない業界の一つだと思いますので、是非とも進めるべきです。

今回の記事では楽天がそこに狙いを定めているようですが、以前もソフトバンク系のファンドがゴルフ場を経営する会社を買収したという記事もありました。(その記事は以前に記事にしてますので、よろしければ参考にしてください。)

参考記事:ソフトバンク系ファンドによるアコーディアの買収について – チャーリーのゴルフ日記 ~ゴルフ・資産運用・ビジネス(仕事)系ブログ~ (cyarry-diary.com)

ゴルフ場に行くと感じることは本当にIT化が進んでいるゴルフ場と進んでいないゴルフ場の差が激しく、多くのゴルフ場はまだまだ導入が進んでいないです。

ざっと思いつくだけでも色々とIT化(DX)ができる要素があります。

1-1、受付のセルフ化

まず一番思いつくのがここですね。

毎回、名前を書いて受付してという段取りが私は正直めんどくさいです。

ゴルフ場にとっても人件費がかかる部分なので経営のネックにもなりますし、そもそもゴルフ場は行きにくい場所にある場合が多いので、人も集めにくいと思います。

ゴルフ場によっては導入が進んでいるところもあると思いますが、まだまだかなと思いのが正直なところです。

せめてカードなどで入場できるようにする。もっと進めば顔認証などの生体認証で入れるようにする。などの対応をしてほしいです。

1-2、売店、自動販売機のキャッシュレス化

意外にゴルフ場はキャッシュレス化は進んでます。理由はロッカーホルダーを見せたりかざしたりすれば買い物ができるため、それもキャッシュレス化です。

ただし、電子マネーなどを使えるところは少ないなーと思います。コース途中の売店や自動販売機でメジャーな電子マネーを使いたいと思うこともあるので進めてほしいと考えてます。

1-3、ゴルフカートのIT化

カートは自動操縦やGPSでのコースガイドの表示などIT化が進んでいるところがあります。

これを進化させてもっともっとIT化を進めてもらいたいです。例えば、

「カートのタブレットがキャディー替わりとなり、プレイのアドバイスをしてくれる。」

「カートのタブレットからランチの注文が事前にできる。」

「カートのタブレットで自分の過去のプレイしたときの履歴が見れる。」

「カートにカメラを装着して自分のスイングを録画してタブレットでスイング分析ができる」

ちょっと考えるだけでも色々と案は出てきます。クルマのIT化が進んでいるこの時代なのでカートのIT化も必然の流れになるだろうなと感じます。

1-4、コースの整備ロボット(ドローン)

これはこの記事を見て初めて知りましたが、記事によるとドローンでコースの状態を撮影して芝の状態などを専用ソフトで解析する技術があるようです。

夏の暑さや湿度など日本の気候も踏まえ、肥料の散布を工夫するということで、ベテラン作業員のノウハウをデジタルに置き換えるとのことでした。

この記事を見る限りでは、撮影と解析までのように見えましたが、肥料や水などの必要なものをドローンから散布できたり、コースのその他メンテナンスも人出をかけることなく、無人機などでできるようになれば、簡単にコースのメンテナンスができていいだろうなと思います。

1ー5、予約システムのIT化

私の場合は楽天GORAのサイトやバリューゴルフのサイトで一人予約することが多いですが、まだまだこういったサイトに登録していないゴルフ場も多いのでもっと対応しているゴルフ場が増えるといいなと思います。

2、若者層の取り込みについて

ここでは若者層を取り込む方法と若者が増えることによるゴルフ場のメリット・デメリットを少し考えていきたいと思います。

2-1、若者層(20~30代くらい)を取り込む方法

①IT化を進める

ここは先ほども述べたことなので重複する部分もあるので割愛しますが、若者層はITに慣れているので、むしろIT化されてないと非常に違和感が出てしまうので必須です。

②プレイする人やスタッフを若者が受け入れる

よく一人ゴルフで一緒に回っている人が「若者が多くなって困る」「若者はマナーが…」「若者はうるさい」などの否定的なコメントをしている人が多いように感じます。

確かにその通りで、若者はマナーが分かってない人も多くその点は課題がありますが、この層を取り込むことでゴルフが盛り上がっていくので温かい目で優しく教えていただくことが重要なのかなと感じております。

③クラブハウスの重厚感をなくす

個人的には私は若者層の一人(一応30代なので…)としてここは結構気になります。

やたらと無駄に重厚感を出すゴルフ場が多いと思いますが、少し入りにくい雰囲気を感じてしまいます。

もちろん高級なコースに回ったときなどは重厚感はすごく重要ですが、すべてのゴルフ場に必要ではない気がするのでそこは良く考えていただきたいと感じます。

個人的には鎌倉パブリックゴルフ場はおしゃれなクラブハウスなので若者の受けもよく、かつ軽すぎないのでいいなと思ってます。

鎌倉パブリックゴルフ場は以前に詳細レビューを記事にしているので参考にしてください。

参考記事:【ゴルフ】鎌倉パブリックゴルフ場のレビュー – チャーリーのゴルフ日記 ~ゴルフ・資産運用・ビジネス(仕事)系ブログ~ (cyarry-diary.com)

④費用をもう少し抑える

やはり費用面が厳しいなと思います。都内から近いところだと1回2万円はしますし、都内から遠いとレンタカー代などもかさみます。

若者によっては痛手な金額なので、もう少しIT化などを進めてリーズナブルな価格になることを願ってます。

以上が若者を取り込むために必要な要素だと思ってます。

次にゴルフ場に若者を取り込むメリット・デメリットを考えていきます。

2-2、若者を取り込むメリット

①ターゲット層が増えて、売上の拡大が見込める。

これはターゲットが広がるので間違いないと思います。

②将来的な収益が長期的に見込める。

若手もやがて年齢を重ねて、主要ターゲットになるので、この時代から取り入れることも必要だと思います。

③ゴルフ場のIT化を受け止めやすい

これは結構大きい気がします。

ゴルフ場がIT化を進めるとどうしても年配の方などから批判の声も出ると思います。

その点、若者層は簡単に受け入れてもらえるのでまずは若者層からIT化を取り込んでいき、徐々に進めていくことがいいと私は思います。

2-3、若者を取り込むデメリット

①高齢者などの常連の人には受け入れにくい。

②マネーが良くない客(わかってない客)が増える。

上記の2点はどちらも私ですら少し感じてしまいます。

若者のグループでやっているところを見ると結構うるさく騒いでいるケースもありますし、マネーも分かっていない人も多いです。

なのでここは要注意だと思います。

3、まとめ

以上がゴルフ場のIT化(DX)と若者層の取り込みについての私見でした。

今回の日経新聞電子版の記事および上記記事で述べた私見を整理すると、まさに今ゴルフ場は転機を迎えているのだろうなと思い、将来に渡ってゴルフ市場が伸びていくかいかないかが決まるタイミングではないかと思います。

このタイミングでいかにIT化(DX)を取り込み、いかに若者層を獲得するかでゴルフ場の経営は大きく変わってくると思います。

まさに今ゴルフ場の改革が必要なときであるように感じますし、だからこそこのような日経の記事が出るのだろうなと思います。

個人的にはゴルフ場の経営に携わってみたいなと思いました。この改革を求められているときだからこそエキサイティングな仕事だろうなと感じます。